COLUMN コラム

2025.12.15

定期的に歯科検診を受けましょう

皆さんは、歯科医院で定期検診(予防)を受けている人がどのくらいいると思いますか?

令和6年歯科疾患実態調査では、過去1年間に歯科検診(健診)を受診した人の割合は 63.8%で、男女別にみると男性より女性の方が受診率が高いという結果が出ています。

前回の調査結果(令和4年)は 58.0%でしたので歯科検診を受ける方の割合は年々増えています。また、2009年の調査では34.1%でしたので、大幅に上昇しているのが分かります。

この背景には、予防歯科への意識の高まりや政府による歯科検診推進活動、さらには歯科医院における予約システムの改善など、さまざまな要因が影響しています。

特に、歯科疾患を未然に防ぐことの重要性が広く認識されるようになったことが、患者さんの受診意欲向上につながったと考えられます。

日本人の予防歯科への意識は年々、上昇してきていますが、スウェーデンの歯科医院受診率は現在、子供は100%、大人でも80%~90%です。

スウェーデンでは、Fika(フィーカ)と呼ばれるコーヒーブレイク文化があり、コーヒー+シナモンロールなどの甘いお菓子を、職場や家庭で1日に1~2回とる習慣があります。

間食の機会が多くなる=むし歯リスクが増えるなどのことから、歯科検診・フッ素ケア・セルフケア指導がセットで文化的に根付いています。

また、19歳までの定期検診・治療は原則無料、全国民に定期検診のリコール制度、フッ素歯磨きは、ほぼ100%普及しているそうです。

スウェーデンの食文化は、甘いものとの上手な付き合い方と「むし歯ができたら治す」のではなく、「できる前に防ぐ」という予防歯科の考えがしっかりと根付いています。

またアメリカでも70%と高い受診率となっていますが、日本のように国民皆保険制度がないため治療費が高く、歯が悪くなる前に予防しようとする人が多いといわれています。
また、歯が汚い人は生活態度が悪い人とみなされ、第一印象も悪くなるため、総じて国民の歯のメンテナンスに対する意識は高いようです。

このように、先進諸国に比べると、歯科検診を受ける割合が日本はまだまだ低い水準です。

歯科の定期検診を受けることには多くのメリットがあります。

定期検診ではむし歯や歯周病を早期に発見できるため、悪くなる前に治療ができて歯のダメージが少なくて済みます。

歯は一度でも削ると元に戻ることはありません。むし歯治療などで歯を削る度に歯質の量や歯の厚みは少しずつ減少し、最終的には抜歯となります。

そのため定期的なクリーニングなどの予防ケアによってむし歯を未然に防ぐことがとても大切です。こうしたメンテナンスを定期的に受けることで歯の健康寿命を大きく延ばすことにつながります。
また、きちんと定期検診を受けることは将来の医療費の負担を軽減します。口腔内の健康は全身の健康にも影響を及ぼすことが科学的に証明されています。

歯周病は、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、アルツハイマー病などの病気の原因になることもあり、また妊婦の早産や低体重児出産にも影響を及ぼすことがあります。

定期的な歯科検診や予防処置を受けることで、むし歯や歯周病などの進行を防ぎ、将来かかる恐れのある全身疾患の負担を軽減しましょう。

歯科検診は、歯やお口の状態によって異なりますが、3割負担で2000円~3000円で受けることができます。 検診の頻度は、3ヶ月〜半年に1回のペースで通うようにしましょう。

むし歯も歯周病も早期発見、早期治療が大切なポイントです。ご自身の歯の状態を良くし、健康な歯を維持するため、またこれからも美味しく食事をするために、歯の定期検診に来てくださいね。

当院は、薬院駅から徒歩5分の歯医者です。安心して通っていただけるよう、丁寧な治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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