COLUMN コラム

2026.10.12

「歯がしみる」はむし歯だけじゃない。原因を知っていますか?

こんにちは。院長のいつきです。

街にオレンジ色のかぼちゃやおばけの飾りが増え、ハロウィンの雰囲気を感じる季節になりましたね。🎃
ハロウィンといえば、子どもたちが楽しみにしているのがお菓子。チョコレートやキャンディー、クッキーなど、甘いものを食べる機会も増えるのではないでしょうか。

そんなとき、「あれ?この歯、冷たいものがしみる……」と感じたことはありませんか?

歯がしみると、多くの方がまず「むし歯かな?」と考えるかもしれません。もちろん、むし歯が原因で歯がしみることはあります。

しかし実は、「歯がしみる=むし歯」とは限りません。

歯がしみる原因には、むし歯以外にもいくつかの可能性があります。

「キーン」としみる代表的な原因、知覚過敏

むし歯ではないのに、冷たい水やアイスクリームを口にしたとき、歯ブラシが当たったときなどに「キーン!」と痛む場合があります。

これは「知覚過敏」と呼ばれる状態かもしれません。

歯の表面は「エナメル質」という硬い組織で覆われています。その内側には「象牙質」があります。

通常、象牙質はエナメル質や歯ぐきによって守られています。しかし、強いブラッシングや歯ぎしり・食いしばり、加齢などによって歯ぐきが下がったり、歯の表面がすり減ったりすると、象牙質が露出することがあります。

象牙質には、歯の神経につながる細かな管がたくさんあります。そのため、冷たいものなどの刺激が神経に伝わりやすくなり、「しみる」という症状が起こるのです。

虫歯でも「しみる」ことがあります

一方で、むし歯によって歯がしみる場合もあります。

初期のむし歯では症状がほとんどないこともありますが、むし歯が進行して歯の内部に近づくと、冷たいものや甘いものがしみるようになることがあります。

さらに進行すると、温かいものでも痛んだり、何もしていなくてもズキズキしたりすることがあります。

特に注意したいのが、「しばらくすると痛みが消えたから大丈夫」と自己判断してしまうこと。

歯の神経に炎症が起きている場合、放置すると症状が悪化することがあります。

「歯が欠けている」「歯にヒビ」が原因の場合も

実は、歯の小さなヒビや欠けが原因でしみることもあります。

歯ぎしりや食いしばり、硬いものを噛んだことなどがきっかけで、歯に細かな亀裂が入ることがあります。

この場合、冷たいものだけでなく、噛んだときに「ピリッ」と痛むこともあります。

見た目では分からないほど小さなヒビの場合もあるため、「歯はきれいだから問題ない」とは言い切れません。

歯ぐきが下がっていませんか?

もう一つの原因が、歯ぐき下がりです。

歯ぐきが下がると、これまで歯ぐきに覆われていた歯の根元が露出します。

歯の根元にはエナメル質がほとんどないため、刺激を受けやすく、冷たい水や歯ブラシが触れただけでもしみることがあります。

歯ぐきが下がる原因には、加齢だけでなく、歯周病や強すぎるブラッシングなどがあります。

「最近、歯が長くなったように見える」という方は、歯ぐきの状態も一度チェックしてみましょう。

「しみる場所」だけを気にしないで

歯がしみると、その歯だけに問題があると思いがちです。

しかし、実際には歯ぎしりや食いしばり、歯みがきの方法、歯周病など、口の中全体の状態が関係していることもあります。

また、「冷たいものだけしみる」「甘いものもしみる」「噛むと痛い」「何もしなくても痛い」など、症状によって考えられる原因も変わってきます。

だからこそ、「しみるけれど、我慢できるから」と放置せず、原因を確認することが大切です。

ハロウィンのお菓子を楽しむためにも

ハロウィンは、普段より甘いお菓子を楽しむ機会が増える季節です。

もちろん、お菓子を食べてはいけないということではありません。

大切なのは、だらだらと長時間食べ続けないこと。そして食後には歯みがきをして、口の中を清潔に保つことです。

そしてもし、冷たいジュースやアイス、甘いお菓子を食べたときに「最近、歯がしみるな」と感じたら、それはお口からの小さなサインかもしれません。

歯がしみる原因は、むし歯だけではありません。

知覚過敏なのか、むし歯なのか、歯ぐきの問題なのか、歯ぎしりや食いしばりが関係しているのか――。

原因によって必要な対応は変わります。

「いつものことだから」「年齢のせいかな」とそのままにせず、一度歯科医院で確認してみましょう。

痛みが強くなってから治療するよりも、早い段階で原因を見つけるほうが、歯を守るための選択肢も増やせます。

今年のハロウィンは、おいしいお菓子を楽しみながら、ご自身の歯からのサインにも少し耳を傾けてみませんか?

「歯がしみる」という小さな変化をきっかけに、むし歯や歯周病、知覚過敏など、お口の状態を見直してみましょう。

いつまでも自分の歯でおいしく食べるために、症状がなくても定期的な歯科検診をおすすめします。

白金いつき歯科・矯正歯科は、薬院駅から徒歩5分の歯医者です。

むし歯や歯周病の治療だけでなく、健康で美しい口元を維持するために定期検診とクリーニングを行っています。未来の自分の笑顔のために、ぜひ一度お口のチェックを受けてみてください。あなたの未来の笑顔を守る第一歩を、今日から一緒に始めましょう。

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