COLUMN コラム

2025.08.26

むし歯のセルフチェック

こんにちは。院長のいつきです。

最近は、朝夕が少しだけ涼しくなってきたような気がします。日中はまだまだ暑いですが、秋が近づいてきているかもしれませんね。

今回はむし歯のセルフチェックについてお話します。

日々の忙しい生活の中で、私たちは自分の歯の健康を軽視しがちです。毎日歯磨きをしていても自分自身で初期のむし歯を発見することはとても難しいですよね。その中で、むし歯は静かに進行し、しばらくすると痛みが出てきて、その時初めて気づきます。

「早めに受診していれば・・・」とならないためにも、むし歯の初期サインを見逃さず、健康な歯を維持するための簡単なセルフチェックを紹介します。

◎歯の変色

初期のむし歯では、歯の表面に白く濁ったような斑点や茶褐色の小さな点が現れることがあります。エナメル質の内部でミネラルが溶け出す脱灰のサインであり、まだ穴が開いていない状態です。この段階は痛みやしみる感覚などの自覚症状はほとんどありません。

そのため、自分自身で気づくことは難しい場合もあり、鏡で歯を丁寧に観察しない限り、見落とす可能性が高いです。定期的に歯科医院でチェックを受けることが、この初期虫歯を発見するために欠かせません。

◎冷たい物や甘い物がしみる

冷たい飲料やアイスクリーム、甘い飲料を口に含んだとき、歯にチクチクとした痛みを感じる場合は要注意です。エナメル質が薄くなり、象牙質が刺激にさらされることで、神経に近い部分が反応している可能性があります。

ただし、しみる感覚は一時的ですぐに治まることが多いため、むし歯だと気づかず放置する人も少なくありません。こうした症状がある場合には、早めに受診し、適切なケアを受けることが重要です。

初期段階で発見できれば、歯を削らずに治療できる場合もあり、将来的に健康な歯を長く保つことが可能になります。

むし歯菌や炎症は、血流に乗って全身に影響を及ぼす可能性があり、口腔内で慢性的にむし歯がある状態が持続すると、むし歯菌の影響で心血管疾患や糖尿病の血糖値コントロールを難しくすることもあるのです。

初期段階でむし歯を適切に治療すれば、口腔内の炎症を抑え全身の健康維持にも貢献できます。

むし歯の早期発見と早期治療は、健康な歯を維持するために非常に重要です。初期段階のむし歯は、症状が軽く、治療も比較的簡単で費用も低く抑えられます。しかし、見逃されて進行すると、治療は複雑で高額になり、場合によっては歯を失うリスクも高まります。

定期的な歯科検診は、自分では見逃しやすい初期のむし歯を発見する最善の方法です。プロのケアを受けることで、健康な歯を維持し、快適な日常生活を送ることができます。自宅でのセルフチェックと定期的な歯科検診の組み合わせが、長期的な口腔健康の鍵となります。

初期むし歯の治療を検討されている方は、中央区薬院にある白金いつき歯科矯正歯科にお気軽にご相談ください。

当院では、患者さまが何を望まれているか、何に悩まれているかを一番に考えて治療を行っています。また、機能面だけでなく、見た目も理想的な口元を目指します。

一般歯科だけでなく、矯正治療や予防歯科などにも力を入れております。

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