COLUMN コラム

2026.01.25

ギネス世界記録の歯周病

こんにちは。院長のいつきです。

今日、福岡は最低気温-1℃という大変寒い日になっていますね。しっかりと防寒対策をしてご来院ください。

皆さん、世界で最も広くまん延している病気として、ギネス世界記録に認定されているものは何かご存知でしょうか?

それは、なんと歯周病です。歯周病は年齢や性別、国を問わず、多くの人がかかる身近な病気です。

日本人の30歳以上の約2/3が歯周病を患っていると言われており、決して特別な病気ではありません。

歯周病は、歯ぐきの炎症や出血、歯を支える骨が溶けていく病気ですが、その影響はお口の中にとどまりません。近年の研究では、歯周病が糖尿病や心疾患、脳血管疾患、誤嚥性肺炎、早産・低体重児出産など、全身の病気と深く関係していることが分かってきています。歯周病になると歯ぐきに慢性的な炎症を起こすことや、歯周病菌や炎症性物質が血管を通じて全身に広がる可能性があり、その結果、血管に負担がかかるため、全身の健康状態に悪影響を及ぼすと考えられています。

特に注目されているのが、歯周病と糖尿病の深い関係です。歯周病が進行すると血糖コントロールが悪化しやすくなり、逆に糖尿病があると歯周病が進行しやすくなることが分かっています。

そのため、歯周病治療を行うことで、血糖値の改善が期待できる場合もあります。

このように、歯周病の予防や治療は、全身疾患の管理においても、重要な役割を担っています。

初期の歯周病は、自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行してしまうことが少なくありません。しかし、進行すると、歯ぐきの腫れや出血、口臭、さらには歯がグラつくなどの症状が現れ、最終的には歯を失う原因にもなります。

歯周病が進行し、歯を失ってしまうと、食事の際にしっかり噛めなくなり、柔らかいもの中心の食生活になりがちです。その結果、栄養が偏り、筋力の低下や免疫力の低下を招くこともあります。

「よく噛んで食べる」ことは、消化を助けるだけではなく、脳への刺激や全身の健康維持にも欠かせません。歯を守ることは、健康で自立した生活を続けるための土台とも言えるでしょう。

歯周病は、進行してしまうと元の状態に戻すことが難しい病気ですが、予防と早期発見によって進行を防ぐことが可能です。毎日の正しい歯みがきに加え、歯科医院での定期的な検診・クリーニングを受けることで、歯ブラシだけでは落としきれない歯周病の原因となる歯石やプラークをしっかり取り除くことができます。

また、定期的に歯ぐきの状態をチェックすることで、症状がほとんどない初期段階でも異変に気付くことができます。

歯周病は予防できる病気です。

歯周病予防は、「歯を残すこと」に加え、全身の健康を守り、将来の生活の質を保つための大切な習慣です。

歯を守ることは、人生の質を守ること。

症状が出てから、治療を始めるのではなく、症状が出る前から予防に取り組むことが重要です。定期的な歯科検診を通じて、いつまでも健康なお口と身体を保ちましょう。

白金いつき歯科・矯正歯科は、薬院駅から徒歩5分の歯医者です。患者さんのお口の健康を守るため、むし歯・歯周病予防に力を入れています。また健康な歯を保てるよう、食生活のアドバイスも行っています。

安心して通っていただけるよう、丁寧な治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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