こんにちは。
院長のいつきです。
皆さんは子どもの頃、乳歯が取れた時、その歯をどうしていましたか?
「上の歯が抜けたら縁の下に投げる。」
「下の歯が抜けたら屋根の上に投げる。」
これは、新しい歯が真っ直ぐ丈夫に生えてくるようにという願いが込められたものです。
昔からの言い伝えですが、今でもこの風習を続けているご家庭も多いのではないでしょうか?
アメリカやイギリスでは、乳歯が抜けたときは、抜けた歯を枕の下に置くと夜中に「トゥース・フェアリー(歯の妖精)」がやってきて、歯と引き換えにお金やプレゼントを置いて行ってくれるとされているそうです。
お洒落ですね~。子どもたちもワクワクするのではないでしょうか?歯磨きへの意欲を高める効果もあるそうです。
そして、フランスでは抜けた乳歯を枕の下に入れておくと「ル・プチ・スーリ」というちびネズミが歯を持っていくかわりにコインを置いて行ってくれるそうです。お金がもらえるので、歯が抜けるのは子どもたちにとっては嬉しいイベントですね。トゥースフェアリーの存在は知っていましたが、ネズミの存在は知りませんでした。国によって色々な言い伝えがありますね。それだけどの国の親も子どもの乳歯を大切に思っているのでしょう。
私が子どもの頃は、歯が抜けるとポイっと外に投げていましたが、私の子どもの歯は大切に保管しています。
今は、「乳歯ケース」というものがあり、とても保管がしやすいです。
私の乳歯ケースはノーマルなデザインですが、歯の形であったり動物やキャラクターのものや、名前入れができる桐の乳歯ケースなんていう高級なものもあるようです。
今は素敵なデザインのものが沢山ありますので、乳歯ケースで大切に保管されているという方も多いかもしれないですね。
皆さん、お子さまの乳歯は全部で何本抜けるのかご存知でしょうか?
乳歯は生後6か月ごろから下の前歯から生え始め、3歳くらいまでには生え揃い、全部で20本になります。上の歯が10本、下の歯が10本です。ということで、正解は全部で20本抜けます。
乳歯が抜ける時期は個人差がありますが、一般的には6歳前後から12歳くらいまでに乳歯から永久歯へ生え変わります。
最初に下の前歯が抜けて永久歯へと生え変わり、ほぼ同時期に「6歳臼歯」と呼ばれる奥歯の「大臼歯」が生えるのが一般的です。
「大臼歯」は、乳歯がなく永久歯と生え変わる時期に初めて生えてきます。
多くの場合、6歳頃にまず下の前歯が抜けて、7歳を過ぎる頃には上の前歯が抜けて永久歯へ変わります。8~9歳には前歯から奥歯へ向けて順番に生え変わり、上下の奥歯は11歳頃です。14歳頃までには、全ての歯が永久歯になるでしょう。
私の上の10歳の子どもは残すところ乳歯2本(上の奥歯)となりました。
乳歯ケースは今後も大切に保管し、大人になった時に渡そうと思います。将来自分の乳歯を見てどんな感想を述べるのか、とっても楽しみです。
下の年長の子ども(6歳)は、まだ1本も抜けておりませんがお友達の中には上の前歯が2本抜けている子もいました。
上の子は年長の同じ頃は上の前歯が2本抜けていたので個人差があります。
歯の生え変わりは、それぞれのスピードがあるため、多少遅くてもあまり心配はいりません。
今回ご紹介した乳歯が抜ける順番は、一般的な目安であり個人差があるため、生え変わりが順調であれが問題はありません。なかなか生え変わらずに心配していても、ある日突然乳歯がグラグラして一度に2本抜けるなんてこともあります。
それから、乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこないことがあります。一般的に、乳歯が抜けてから永久歯が生えてくるまでには3か月かかると言われており、あまりに遅い場合には是非当院にご相談ください。また、右の犬歯は抜けたのに、左は抜ける予兆がまったくないなど、左右の歯で生え方に大きな違いがある場合にも、是非ご相談ください。
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