COLUMN コラム

2025.03.07

夜の歯磨きの重要性

こんにちは。院長のいつきです。

寒い日々が続きますが、来週からまた暖かくなるようです。

皆さん、夜の歯磨きを忘れて寝てしまった次の日の朝、お口の中に粘り気や口臭など気持ち悪く感じたことはありませんか?

学校や仕事で疲れている時、飲み会の後などについつい起こりがちなことではありますが、もし頻繁にこのようなことがある場合は注意が必要です。

実は寝ている間に一番お口の中の細菌が繁殖してしまうため、夜寝る前の歯磨きは特に大切です。

起きている間はしっかりと分泌されている唾液ですが、眠っている間というのは、お口の中の唾液の分泌が低下してしまいます。さらに口呼吸などによりお口の中が乾燥するため唾液の細菌を洗い流したりする自浄作用や虫歯を防ぐ抗菌作用が低下します。唾液というのは、食べ物を消化する酵素の働きをしているだけではなく、お口の中を洗浄したり、中和したり、殺菌したり、免疫作用を発揮したりなど、様々な役割を果たしています。夜、歯磨きをせずに眠ってしまうと唾液の活動が低下しているため、お口の中の食べ残しから細菌が増え、虫歯や歯周病のリスクが非常に高くなります。

このような理由があるからこそ、寝る前の歯磨きというのはとても重要で、1日に2、3回行う歯磨きの中でも最も時間をかけて丁寧に行う必要があるのです。

寝る前にしっかりと歯磨きをし、食べカスや汚れを綺麗に落とすと、唾液の分泌が減っていても、むし歯菌が増殖するのを抑えることができます。

夜によくお酒を飲みにいく、家で晩酌の習慣がある方は歯磨きをせずに、いつの間にか眠ってしまうということが起こりがちです。特にお酒というのは、利尿作用があるために、お口の中が乾燥してしまいやすく、さらに、むし歯や歯周病のリスクを高めますので、より一層の注意が必要です。お酒を飲んで気持ちの良いまま眠ってしまいたい、という気持ちもわかりますが、寝る前には歯磨きを忘れないようにしましょう。

また夜遅くに食べる方は、食事をしてから寝るまでの時間が短いため、唾液の効果が十分に出ないまま睡眠に入り唾液が激減、その結果むし歯や歯周病を引き起こす細菌が激増してしまいます。

特に甘いものを寝る前に食べる習慣がある方は、最近の餌である糖分が豊富な状態のままになるためリスクが高まります。

可能であれば、就寝の1時間以上前には食事や飲酒を控えた方が良いです。

食事を取る場合も雑炊やおかゆ、野菜スープなどが消化にも良いですし虫歯のリスクも低いためおすすめです。またお菓子を食べるとすればアーモンドがおすすめです。

アーモンドはナッツ類の中でも食物繊維が豊富で脂質やカルシウム、マグネシウムも多く含んでおり、むし歯になりにくく、満足感もあり栄養補給の面でも優れています。

お口の中を清潔に保つためには、歯磨きに加え、洗口液を併用するのもおすすめです。

当院ではモンダミンのHABBIT PROを取り扱っております。私も夜寝る前の歯磨き後に使用しています。

食後の歯磨きはとても大切で、夜寝る前の歯磨きは一番丁寧に、忘れずにしっかりとしましょう。

また歯科医の定期的な受診は口腔衛生の維持に非常に重要です。歯の検診やクリーニングを受けることで、早期に歯の問題を発見し、適切な治療やケアを受けることができます。お口のお悩みについての疑問や不安のご相談はお気軽に当院までお問い合わせください。

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