こんにちは。院長のいつきです。
今日は歯ぐきについてお話したいと思います。
歯ぐきは年齢を語る。
鏡を見たとき、皆さんはどこを見ますか?歯の色や形を気にされる方は多いですが、実は”歯ぐき”こそが、お口の健康状態を映し出す大切なサインです。歯ぐきは、いわば「年齢を語る鏡」のような存在なのです。
健康な歯ぐきは、薄いピンク色で引き締まり、歯と歯の間までしっかりと満たされています。歯みがきの時に出血することもありません。しかし、歯ぐきに炎症が起きると、赤く腫れたり、ぶよぶよと柔らかくなったりします。出血は、体からの「炎症がありますよ」というサインです。
また、歯ぐきが下がって歯が長く見えるようになるのも、注意したい変化のひとつです。
「年齢だから仕方がない」と思われることもありますが、実は歯ぐきの衰えは単なる加齢だけが原因ではありません。その多くは歯周病によるものです。歯周病は細菌によって歯ぐきに炎症が起き、進行すると歯を支える骨まで溶かしてしまう病気です。怖いのは、初期の段階ではほとんど痛みがないことで、気づいたときには進行していることも少なくありません。
日本人の成人の多くが歯周病、あるいはその予備軍と言われています。最近では、若い世代でも歯ぐきの炎症が見られることが増えています。ストレスや睡眠不足、食生活の乱れ、喫煙などの生活習慣も歯ぐきの健康に大きく影響します。特に喫煙は歯ぐきの血流を悪くし、炎症があっても出血しにくくなるため、歯周病の発見が遅れる原因になります。
さらに近年では、歯周病が全身の健康にも影響を与えることが分かってきました。歯ぐきの炎症によって血管の中に細菌や炎症物質が入り込むと、糖尿病や心疾患、脳梗塞などのリスクを高める可能性があるといわれています。また、高齢の方では誤嚥性肺炎との関連も指摘されています。
つまり、歯ぐきの健康はお口の中だけの問題ではないのです。歯ぐきは、血管の健康状態や生活習慣を映し出すバロメーターともいえるでしょう。
では、どうすれば歯ぐきを若々しく保てるのでしょうか。基本は毎日の丁寧な歯みがきです。歯と歯ぐきの境目を意識してやさしく磨くこと、そしてデンタルフロスや歯間ブラスを併用することが大切です。力を入れすぎると、かえって歯ぐきを傷つけてしまうこともあるため、正しい歯みがきの方法を知ることも重要です。さらにセルフケアだけでは取りきれない汚れもあります。
そのために、重要なのが、定期的な歯科検診です。プロによるクリーニングで歯石を除去し、歯ぐきの状態をチェックすることで、歯周病は予防・早期発見が可能です。
歯ぐきが健康な人は、笑顔も若々しく見えます。そしてそれは、体全体の健康にもつながっています。ぜひ一度、ご自身の歯ぐきの色や状態を鏡で確認してみてください。歯ぐきからの小さなサインを見逃さず、未来の健康を守っていきましょう。
白金いつき歯科・矯正歯科は、薬院駅から徒歩5分の歯医者です。患者さんのお口の健康を守るため、むし歯・歯周病予防に力を入れています。また健康な歯を保てるよう、食生活のアドバイスも行っています。
安心して通っていただけるよう、丁寧な治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
Instagramもしていますので、そちらの方もフォロー頂けますと幸いです。
shiroganeitsuki.dc