こんにちは。院長のいつきです。
福岡は今日から雨予報が続くようです。気温や湿度が高くなるこの時期は、体調管理に気を配る方も多いのではないでしょうか。
しかし、お口の健康については「痛みがないから大丈夫」とつい後回しにしてしまう方も少なくありません。
歯を失う原因の第一位である歯周病は、自覚症状のないまま静かに進行する病気です。
痛くないからと言って後回しにしていると、歯を失ってしまうかもしれません。
「歯周病は怖い病気です。」
歯科医院でよく聞く言葉ですが、実際に歯周病と診断されても、「少し歯ぐきが腫れているだけでしょう?」「痛くないから大丈夫」と思っている方は少なくありません。
しかし歯周病は、日本人が歯を失う最大の原因です。そして最も厄介なのは、ほとんど痛みがないまま進行することです。
歯周病は“歯ぐきの病気”ではない
歯周病というと、歯ぐきが腫れる病気というイメージがあるかもしれません。
もちろん歯ぐきにも炎症は起こります。しかし本当に問題なのは、歯を支えている骨が溶けてしまうことです。
歯は顎の骨にしっかり支えられています。
ところが歯周病菌が増えると、身体は菌と戦おうとして炎症を起こします。その炎症が長期間続くことで、歯を支えている骨が少しずつ破壊されていくのです。
例えるなら、大木の根元の土が少しずつ削られていくような状態です。
最初はしっかり立っているように見えても、土台が失われればやがて倒れてしまいます。
歯周病で歯が抜けるのは、歯そのものが悪くなるからではなく、支えている骨がなくなってしまうからなのです。
なぜ痛くないの?
患者さんから最もよく聞かれる質問です。
実は歯周病によって骨が溶ける過程では、強い痛みが出にくいのです。
むし歯の場合は神経に近づくにつれて痛みが出ます。
しかし歯周病は、歯の外側で静かに進行します。
そのため、
・歯ぐきから血が出る
・口臭が気になる
・歯ぐきが下がる
・歯が長く見える
といったサインはあっても、激しい痛みはほとんどありません。
高血圧が「サイレントキラー」と呼ばれるように、歯周病も「沈黙の病気」と呼ばれることがあります。
痛みがないため、多くの人が異変を見過ごしてしまうのです。
歯がグラグラし始めた時にはかなり進行している
「最近歯が揺れる気がする」
こう感じた時には、すでに歯を支える骨が大きく失われていることがあります。
歯周病はある日突然悪化したように見えて、実際には何年もかけて進行しています。
特に40代以降になると、症状がなくても歯周病が進んでいるケースは珍しくありません。
毎日歯磨きをしている方でも、歯ブラシだけでは落としきれない汚れがあります。
歯と歯の間や歯ぐきの奥に細菌がたまり続けると、知らないうちに骨へのダメージが蓄積していくのです。
歯を失う前なら止められる
ここで知っていただきたいのは、歯周病は早期発見・早期治療が非常に重要だということです。
一度失われた骨を完全に元通りにすることは簡単ではありません。
しかし進行を止めたり、症状を改善したりすることは可能です。
歯石除去やクリーニング、正しいセルフケア、定期的なメンテナンスによって、多くの歯を長く守ることができます。
実際に、定期的に歯科医院で管理を受けている方は、歯を失うリスクが大幅に低くなることがわかっています。
つまり大切なのは、「痛くなってから行く」ではなく、「痛くなる前にチェックする」ことなのです。
あなたの歯ぐきは大丈夫ですか?
次の項目に一つでも当てはまる方は要注意です。
□ 歯磨きの時に血が出る
□ 朝起きると口の中がネバネバする
□ 口臭が気になる
□ 歯ぐきが下がった気がする
□ 歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい
□ 歯が長くなったように見える
□ 最後に歯科検診を受けたのが1年以上前
一つでも当てはまる場合は、歯周病が始まっている可能性があります。
未来の自分のために
人生の最後に「もっと歯を大切にしておけばよかった」と後悔する方は少なくありません。
食事を楽しむこと、人と笑顔で話すこと、自分の歯で噛めること。
これらは当たり前のようでいて、とても大切な幸せです。
歯周病は痛みが少ないからこそ油断しやすい病気です。
もし最近歯科医院から足が遠のいているなら、一度お口の健康状態を確認してみませんか?
あなたの大切な歯を守るために、今できる最も簡単な方法は「検診を受けること」です。
痛みがない今こそ、歯科医院へお越しください。
白金いつき歯科・矯正歯科は、薬院駅から徒歩5分の歯医者です。
むし歯や歯周病の治療だけでなく、健康で美しい口元を維持するために定期検診とクリーニングを行っています。未来の自分の笑顔のために、ぜひ一度お口のチェックを受けてみてください。あなたの未来の笑顔を守る第一歩を、今日から一緒に始めましょう。
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