COLUMN コラム

2024.11.26

歯磨きのおはなし

こんにちは。院長のいつきです。いよいよ冬がやってきたと感じる寒さになりましたね。あっという間に12月がやってきそうです。

皆さん、自分の歯磨きに自信がありますか?

毎食後、1日3回歯磨きをしている方が多いと思います。自分ではきちんと磨いているつもりでも、実はしっかりと磨けていない可能性があります。

ただ歯をゴシゴシと磨けば良いのではなく歯磨きには正しいやり方があるので注意が必要です。

まず、大切なのは歯科医院で歯磨き指導を受けましょう。当院では丁寧な歯磨き指導をしておりますのでぜひお気軽にご来院ください。

いつも磨き残してしまう箇所など歯磨きには長年の歯磨きで培ってきた”くせ”が出てしまっているため歯磨き指導でプラーク(歯垢)の付着部位を染め出し、視覚的に汚れが多い箇所をご自身で確認することが分かりやすく大切です。

その後、歯ブラシの当て方やデンタルフロスといったオーラルケアグッズの使い方をご指導します。

歯磨きではプラーク(歯垢)を取ることを意識します。

プラーク(歯垢)とは一般に歯表面に付着した黄白色を帯びた粘着性の微生物を指します。食事の後8時間で食べかすの中で細菌が増殖してプラークになります。プラークが石灰化すると歯石となります。プラークの中には細菌が400種類存在すると言われ、プラーク1mg当たり、2~3億もの細菌が存在していると言われています。この中に含まれる歯周病菌が歯茎に炎症を引き起こし、出血や腫れなど歯周病の症状を誘発します。

歯1本につき20回は磨くようにした方が良いですが、そんなに時間をかけて磨いている方は少ないのではないでしょうか。

なぜそんなに磨くのかというと歯の表面だけではなく、歯の周りの隙間なども丁寧に磨いた方が良いためです。表面だけしっかり磨いても歯の隙間にプラークが残った状態になります。

磨く歯もランダムにするのではなく、自分で順番を決めてから磨くと磨き残しがなくなります。

歯磨き粉についてですが、これについてはどの歯磨き粉でも十分に歯を清潔に保つことができます。強いて言うならばおすすめはフッ素が配合された歯磨き粉です。

フッ素入り歯磨き粉を選ぶ時にはフッ素の濃度にも注目しましょう。フッ素の濃度が高いほど虫歯予防の効果があります。

日本ではフッ素濃度1500ppm(6歳~)の歯磨き粉が推奨されています。歯が生えてから5歳までは1000ppmが推奨されています。

歯ブラシで一生懸命に歯の隙間を掃除しても、どうしても取り切れないプラークがあります。

もっと細かく磨くにはデンタルフロスもおすすめです。隙間部分にしっかりとデンタルフロスが入り込んで歯磨きだけでは取り切れないプラークを取り除いてくれます。歯もスッキリとして気持ちが良いです。

歯と歯の間や歯茎との間にプラークはつきやすいため虫歯予防のためにもフッ素やデンタルフロスも毎日の歯磨きに取り入れ健康な歯を維持しましょう。

当院ではお子さま用にフッ素が配合された歯磨き粉LION DENT チェックアップジェルを取り扱っております。バナナ、ピーチ、グレープの3種類があり、私の子どもたちはグレープがお気に入りです。

また私も毎日愛用しているイタリア製ジンジバル プラークコントロール専用のデンタルフロスも取り扱っております。384本の繊維がふわっと広がり、歯周病予防に重要な歯肉縁下の汚れをからめとり歯茎の中に入れても痛くありません。

毎日の歯磨きですが3分もしてないという方も多いのではないでしょうか。

毎日の歯磨きをより良いものに、自身の歯を長く大切にしていただきたいため、当院では丁寧な歯磨き指導を行っておりますのでぜひご来院ください。

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