COLUMN コラム

2025.06.17

歯ブラシ選びのコツ

突然ですが、皆さんの歯ブラシ選びのポイントは何ですか?

毎日当たり前のように使用している歯ブラシ

一見単純な道具のように見えて、実は非常に奥深いアイテムです。

口の大きさや歯並び、歯茎の状態に合わせて自分のお口にあった歯ブラシを選ぶことがとても大事です。

今回は歯ブラシの構造や種類、選び方そしてケア方法についてお話ししたいと思います。

よければ、次回の歯ブラシを購入する際に参考になさってください。

 

1.歯ブラシの基本構造

歯ブラシは、主に「ヘッド」「ネック」「ハンドル」の3つのパーツでできています。

ヘッド 

歯や歯茎に直接触れる部分です。

毛の硬さや形状が製品によって異なり、清掃能力や使いやすさに大きく関係します。

ネック 

ヘッドとハンドルをつなぐ部分で、長さや角度で磨きやすさが変わってきます。

ハンドル

握る部分で、滑りにくい加工が施されているものや力加減がわかりやすい形状のものなど多種多様です。

2.歯ブラシの種類

・毛の硬さによる分類

・やわらかめ

歯茎へのあたりが優しいです。歯茎からの出血が気になる/歯茎が薄く傷つきやすい/歯周病が進行している方向け

・ふつう  

バランスが良く幅広い年齢層に使用していただけます。  

虫歯が気になる/トラブルを感じていない健康な歯と歯茎の方向け

・かため  

歯茎が健康でしっかりとした磨き心地が好き/  歯垢着色がつきやすい方歯茎に十分な厚みがある方向け。ただし、力のコントロールがとても大事です。力を入れて磨いてしまうと歯のエナメル質や歯茎を痛める恐れがあります。

・ヘッドの大きさによる分類

・小さめヘッド

お口が小さい方や、奥歯が磨きにくい方には細かいところが磨きやすい小さめまたは薄めがおすすめです。

・大きいヘッド

一度に広範囲磨きたい方は時間短縮になりますが、小さめや普通サイズと比較すると細かいところにブラシが当たりにくく、 磨き残しがでてしまうのであまりおすすめはしません。

 

・ブラシの形状による分類

・フラット型(平型)

最も一般的で毛の長さがすべて同じで平に揃っている形状です。毛先の当たりが均等なのでブラッシング圧をコントロールしやすく、使い勝手が良いです。

・山型(v字カット)

山のようにギザギザした形状です。 歯と歯の間に毛先が入りやすい構造になっているため、重なった歯並びや 矯正中の方におすすめです。

・毛先の形状(加工)による分類

・テーパー毛(先細)

毛の先端が細くなっており、歯周ポケットや歯茎のキワに届きやすい形状です。出血が気になり、歯周病予防をしたい方向けです。

 

・ラウンド毛    

毛先が球状に丸く加工してあり、 角がなく歯茎へのあたりが優しい形状です。毛の断面が広いため、歯の表面全体に優しく均一に当たりやすく磨くと痛みを感じやすい方におすすめです。軽い力でも効率よくプラークを除去できます。

 

3.歯ブラシの選び方

基本的には清掃性の高さのある、もっともスタンダードな形をおすすめします。

・毛の硬さ   :普通

・毛先     :ラウンド毛

・毛先の形状  :フラット型

・ヘッドの大きさ:2センチ程度の小さめのもの

歯茎が弱っている方、歯周病が進行している方には柔らかいものをおすすめします。

 

4.歯ブラシの寿命とケア方法

歯ブラシの交換はどのタイミングでしていますか?

毛先が開いた時?何となく気が向いた時?

確かに毛先が開くと清掃性が低下するので、交換のタイミングになります。

ただし、毛先が開いてなくても細菌が増殖している可能性があります。

まだ使えると思えても、1ヶ月に1本を目安に交換しましょう。

また、使用後のケアも重要です。

しっかりと流水下で洗い、風通しの良い場所で乾燥させ保管しましょう。

 

白金いつき歯科・矯正歯科では、患者様に合った歯ブラシ見つける

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